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市休日夜間急病診療所の深夜小児救急診療をやめて電話相談に切り替えた問題を考える

 兵庫県保険医協会・尼崎支部総会の「尼崎の救急医療の今後について考える市民公開討論会」が7月18日(土)午後、尼崎市中小企業センターで開かれました。まず開業医の西原弘道医師がスライドを使って報告しました。
 西原医師は「1次救急は外来で対応、2次救急は入院が必要、3次救急は生死に関わるもので1次は市、2次は県、3次は国が責任を負っている」と述べ。「ところが1次救急に責任を負う市休日夜間診療所は深夜の小児救急診療をやめて、電話相談のみにし、診療が必要な子どもは今月開院した県立尼崎総合医療センターで受診できるようにした。尼崎総合医療センターはベッド730床、医師300人、看護師3000人を擁しているが、2次・3次救急医療に責任を持つべきである。夜間に1次救急患者が殺到しないか、ベッドが回転できるのか心配である。診療所や病院の1次、2次,3次の救急医療の役割分担が必要だ」と報告しました。
 私は「6月市議会で休日夜間診療所の深夜小児救急診察の中止問題を取り上げ、市は今後、関係者で検証する」と約束していることを紹介しました。
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報告を行う西原弘道医師
by tokusannmi | 2015-07-19 06:47 | 活動日誌 | Comments(0)