富山で開かれた生活保護問題議員研修会で、貧困対策、生活保護問題を考える

 第8回生活保護問題議員研修会・貧困の連鎖を断ち切るために富山で生活保護を考えるが8月26日(金)27日(土)に富山で開かれ参加しました。
 NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典氏は、「なぜいま下流老人なのか広がる高齢者の貧困と対策の必要性」と題して講演。「下流老人とは生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者で全国で700万人いると推計され、収入が少なく、十分な貯蓄がなく、頼れる人がない事が特徴だ。若者の非正規雇用の増加は下流老人に直結している」と報告。
 「自治体に求められる子どもの貧困対策」を講演した朝日新聞大阪本社の中塚久美子さんは「子どもの貧困対策法で都道府県の計画策定は努力義務で、大綱には貧困率の削減目標がなく、保育、医療が触れられてなく問題だ。自治体でも税務資料や就学援助から貧困率の推計は可能だ」と自治体での実態調査の必要性を強調しました。
 最後に生活保護問題対策全国会議代表幹事の尾藤廣喜弁護士は「行政に生存権の権利性、重要性を訴えることが大切だ。具体的には、生活扶助基準・住宅扶助額・冬期加算の引き下げを撤回し、増額することが必要だ」と訴えました。分科会では、私は「低所得者への医療保障(国保、無料低額診療事業、医療扶助)を考える」第6分科会に出席しました。

第8回生活保護問題議員研修会のプログラム
第1日目
 全体会

基調報告「生活保護改革と生存権の保障~生活保護をめぐる最近の動きについて」 吉永 純さん(全国公的扶助研究会会長」・花園大学教授)
講演1「いまなぜ下流老人なのか~広がる高齢者の貧困と対策の必要性」
   藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学客員教授)
講演2「自治体に求められる子どもの貧困対策」
   中塚久美子さん(朝日新聞生活文化部専門記者)
特別報告「生活扶助基準引き下げ訴訟の今・・・」
   西山貞義さん(弁護士・生活保護基準引き下げ違憲訴訟富山弁護団事務局長)
第2日目
 分科会

第1分科会 生活保護なんでもQ&A
第2分科会 違法運用を起こさない職員体制とは
第3分科会 生活困窮者自立支援法は機能しているか
第4分科会 子どもの学びを自治体でどう支えるか
第5分科会 自治体で考える住宅セーフティネット
第6分科会 低所得者への医療保障(国保、無料低額診療事業、医療扶助)を考える
 全体会
講演3「反貧困の財政と地方自治~救済から連帯へ」
   高端正幸さん(埼玉大学准教授)
まとめ「行政だからできること」
   尾籐廣喜さん(弁護士・生活保護問題対策全国会議代表幹事)   
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生活保護問題議員研修会の会場の前で真崎議員と






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講演を行う藤田孝典氏






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講演を行う中塚久美子さん







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まとめ報告を行う尾籐廣喜弁護士
by tokusannmi | 2016-08-27 23:19 | 活動日誌 | Comments(0)